成績を伸ばす大前提
塾へ通ったり進研ゼミをとったりする前に勉強以前の問題を2つ確認しましょう。
1、スマホを持っていないこと
大人にあてはめて考えると分かると思いますが、仕事場にテレビありますか?という話。
中学生のLINEって、ゲームやテレビと同じで単なる暇つぶしの道具です。
コミュニケーションに必要というのは詭弁で、へたをするといじめにつながります。
※親子で連絡を取り合う場合は例外です。
そして100%勉強の邪魔です。
与えてしまったら、時間制限するなどルールが必要になりますし親も本人もよけいにストレスになると思います。
昔はテレビばかりで勉強しない・・・
少し前はパソコンの動画ばかりで勉強しない・・
そして今はスマホばかりで勉強しない・・
手放せなくなるような遊び道具を与えておいて、「テスト前だから勉強しなさい!」というのは無理ですね。
中学生はそこまで意志が強くないので、逆にかわいそうです。
与えているご家庭では今からでもルール作りをしてください。
2、学校の授業を聞いて宿題をすること
学校の存在を軽んじて「塾へ行けばなんとかなる」と考えているご家庭が、最近は多くなりました。
塾は2通りあります。
一つは一斉授業の大手進学塾で「予習型」。
熱血先生がガンガン授業で引っ張り、学校の予習、先取り授業をしていきます。
ある程度理解力があり、成績中位以上のお子さんが向いています。
このようなお子さんは学校の授業も聞いています。
もう一つは個別指導塾。
こちらは「復習型」。
学校の授業でわからないところをフォローする塾です。
一斉授業が合わないという理由の成績上位の子もいますが、一般に個別指導は中位から下位が多数。
この子たちは、学校の授業を聞いているけど分からない子が対象。
「聞いているけど分からなかった部分」を穴埋めするのですが、全然聞いていなければ、ゼロからスタートです。
これでは、時間がどれだけあっても足りません。
例えば英語。
学校の授業は1週間で4回あるのです。
それを塾に週1回だけ通って理解できるのか・・・
できません。
成績で悩んでいる方、もう一度確認してください。
学校の授業をまじめに受けて宿題をすることなくして、成績向上はありえません。